PostgreSQL をソースからインストールする
ここでは、pgaccess を利用した環境構築をする。
この情報は、FreeBSD 4.2 上で構築した内容をまとめている。
そのため、FreeBSD 5.0 5.1 で有効かどうかを保証しない。
FreeBSDでpgaccessを導入する場合、いろいろな障害が発生するため、Poatgresインストール時に、tck,tkパッケージを最初から取り込む方法が良い。
PostgreSQLをFreeBSD4.2に入れる。
手順を次に示す。
0.gmakeをインストールする。
1.アカウントを作成する。
2.インストール用にディレクトリを作成する。
3.Tcl/Tkのインストール
4.ソースコードを入手する。
5.ソースを展開する。
6.Makefileを作成する。
7.Makeする。
8.インストールする。
1.アカウントを作成する。
2.インストール用にディレクトリを作成する。
mkdir /usr/local/pgsql
chown postgres:postgres /usr/local/pgsql
mkdir /usr/local/src
chown postgres:postgres /usr/local/src
3.Tcl/Tkのインストール
次のものを入れる。
ja-tcl-8.0.5.tgz
ja-tk-8.0.5_jp.tgz
シンボリックリンクを作成する
# su - postgres
$ cd /usr/local/bin
$ ln -s wish8.0jp wish
4.ソースコードを入手する。
5.ソースを展開する。
6.Makefileを作成する。
./configure --enable-multibyte=EUC_JP
--enable-syslog --with-tcl
--with-tclconfig=/usr/local/lib/tcl8.0jp
--with-tkconfig=/usr/local/lib/tk8.0jp
--with-includes= "/usr/local/include/tcl8.0jp
/usr/local/include/tk8.0jp"
memo_libpgtcl.txtとして、上記の青い部分をリンクした。
7.Makeする。
8.インストールする。
8.環境設定設をする。
.cshrcに以下を追加する。
set path = (/sbin /bin /usr/sbin /usr/bin
/usr/games /usr/local/sbin /usr/local/bin /usr/X11R6/bin
$HOME/bin /usr/local/pgsql/bin)
setenv POSTGRES_HOME /usr/local/pgsql
setenv PGLIB $POSTGRES_HOME/lib
setenv PGDATA $POSTGRES_HOME/data
変更後、.cshrcを有効にする。
9.初期設定
9−1.データベースの初期化
9−2.postgresql.confの設定
9−3.postmasterの起動
9−4.postmasterの終了
9−5.ユーザー登録、ユーザーDB作成
9−6.データベースの作成
psql というSQLインタプリタを利用する。
% psql database_name
% psql -l <--- db_name のリスト表示
# create table test (moji text, seisuu int4, shousuu float4, hizuke datetime);
# insert into test values('Hello!', 25, 59.34, '2000-1-24');
登録したデータをリスト表示
# select * from test;
# select * from test where hizuke='2000-1-24';
特定のレコードを更新
# update test set moji='Konnichiwa!' where hizuke='2000-1-24';
レコードの削除。
# delete from test where hizuke='2000-1-24';
テーブルの削除。
# drop table table_name
Microsoft Access のような機能を持ったpgaccess の導入のしかた
1.Tcl/Tkのインストール
VineLinux の場合次のものを入れる。
- tcl-8.0.5_jp-9
- tk-8.0.5_jp-9
FreeBSD の場合次のものを入れる。
- ja-tcl-8.0.5.tgz
- ja-tk-8.0.5_jp.tgz
2.libpgtcl のインストール
VineLinux の場合
# su - postgres
$ cd /usr/local/src/postgresql-7.1.1
$ ./configure --enable-mulutibyte=EUC_JP --with-tcl
$ make
$ make install
FreeBSD の場合
# su - postgres
$ cd /usr/local/bin
$ ln -s wish8.0jp wish
# su - postgres
$ cd /usr/local/src/postgresql-7.1.1
$ ./configure --enable-multibyte=EUC_JP --with-tcl
--with-tclconfig=/usr/local/lib/tcl8.0jp
--with-tkconfig=/usr/local/lib/tk8.0jp --with-includes=
/usr/local/include/tcl8.0jp /usr/local/include/tk8.0jp
$ gmake
$ gmake install
memo_libpgtcl.txtとして、上記の青い部分をリンクした。
3.pgaccessを使う
$ pgaccess
または
$ pgaccess db_name